[2013]シャトー・ポンテ・カネ / ポイヤック / ボルドー / フランス / 750ml / 赤
Item Number 20
2013 CHATEAU PONTET CANET / PAUILLAC ボルドー格付け第5級のCH.ポンテ・カネ。
1855年、パリ万国博覧会開催にあたり、皇帝ナポレオン3世の発案により ボルドー地方メドックのシャトーの格付けが行われました。
それから現在までの間に若干の見直しはあったものの、 第1級から第5級まで位置づけの基本は、大きく変わっていません。
CH.ポンテ・カネは第5級に格付けされました。
しかしそれは「公式の格付け」での話。
私たち飲み手の評価は大きく変わっているのです。
その一つが「スーパーセカンド」と呼ばれるシャトー群です。
格付け第2級の中でも、クオリティは第1級に近く、 「もし現代に格付けが行われるなら第1級になるであろう」とされるシャトー。
それが文字通りスーパー(超)セカンド(第2級)というわけです。
「スーパーセカンド」という言葉が使われ出してから数年経ちますが、 その数年の間に第3級〜第5級のシャトーにも、 実力をつけて第1級にひけを取らないシャトーが出現しました。
今ではそれらのシャトーも「スーパーセカンド」と呼ばれています。
第5級のCH.ポンテ・カネも、そんな「スーパーセカンド」の一つ。
格付けされたときは第5級でしたが、それ以降、現在に至るまで、 もっとも飛躍した格付けシャトーといっても過言ではないでしょう。
CH.ポンテ・カネはCH.ムートン・ロートシルトの向かいという 絶好のロケーションにあり、優れたテロワールを持っています。
しかし、かつてはオーナーがクオリティの高いワイン造りに興味が無く、 生産量の多さを重視した凡庸なワインを造っていました。
1975年、ギー・テスロン氏がシャトーを買収してからは 見違えるようなクオリティの向上を遂げます。
ギー・テスロン氏はコニャック商として名を上げた方で、 コニャックで築いた財産を、すべてCH.ポンテ・カネの整備に投資したのです。
畑の土を整備し、ブドウの樹を適正な本数に調整し、健全な状態にしたり、 醸造所や設備も新しいものに変えるなど、それまでのワイン造りを 全て良い方向へと変えていきました。
現オーナーの、ギー・テスロン氏の息子アルフレッド・テスロン氏は、 彼は「最高のワインを造る」方法をいろいろ試し、試行錯誤の結果、 辿り着いたのはビオディナミ(超自然農法)です。
化学肥料などを一切使用せず、畑とブドウ本来の活きる力を出してあげることで、 素晴らしいブドウを造ることができたのです。
これは、広い畑を持つボルドーのシャトーでは非常に珍しいこと。
なぜなら他の栽培法よりも手間のかかるビオディナミを、広い畑で実践することは 管理にも人件費にも大きな負担がかかるからです。
それでもビオディナミを実践したのは、 「最高のワインを造る」ことだけを考えたから。
こうして造られたワインは、実に果実味豊かで凝縮感があり、 伸びやかな酸と繊細なタンニンがバランスよく溶け合う、 素晴らしい味わいのワインとなるのです。
近いうちにポイヤックとして一流、 つまり第1級のシャトーと同等の評価が下されても不思議ではないシャトーです。
お中元やお歳暮など季節のご挨拶、お祝い、ご返礼などにワインを贈りませんか? ※写真はイメージです。
実物と異なる場合がございます。
Item Number 20
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プレミアワインセラー |
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商品価格 |
13,824円(税込み) |